2010年8月31日火曜日

両立支援普及促進セミナー

先日財団法人21世紀職業財団 京都事務所主催の“両立支援普及促進セミナー”に参加してきました。
今回のテーマは、『企業におけるワークライフバランスの意義』です。
どのように社内で制度の意識啓発に対する取り組みをされているのか、また工夫点などをお聞きしてきました。

初めにシャープさんのご講演で、
内容は、ワーク・ライフ・バランスにおける自社の取り組みについてのお話。

シャープさんでは、仕事と育児・介護の両立支援として、育児休職の有給化や育児支援金を支給されているのだそうです。

(1) 育児休職開始時より10日間までを有給化 
(2) 有給期間終了後、育児休職期間終了まで月額6万円を支給

育児休職の有給化は今後視野に入れている企業も多いと思いますが、実際に導入されているのはすごいと思いました。収入の減少を抑えることで女性だけでなく男性社員にも育児休業の取得を促すことができる制度だと感じました。

そして、「育児支援金」制度も、とても進んでいると感じました。やはり育児休業中の経済負担が多く占めるので、取得する立場の方のニーズを反映されて作られたと感じました。

尚且つ進んだ取り組みが、男性が育児休職の取得を促す「育児取得案内メール」を送付したり、“経営トップメッセージ”を発信したり意識啓発に取り組まれているのだそうです。

それだけでなく、制度を周知させるために、社内イントラに制度取得者のインタビュー記事を掲載していたり、社内制度の情報と手続きを説明し、情報共有化を進められています。

さすが大手企業という印象でした。
お話の中にもありましたが、制度は権利として捉えてしまうのではなく、制度は、あくまでもツールとして自分のキャリアステップするためのものとして使いこなすことが大切だと感じました。

次の時間では、「男女とも活躍できる職場風土の取り組み~持続可能な社会に向けて~」パネルディスカッションが行われました。

コーディネーターの島本教授がパネリストの方々の話を次々に引き出されていました。
パネリストの各社の取り組み実例や工夫点についてのお話がありました。

自社の制度をうまく運営するため、パンフレット・チラシを作成、社内研修を行っていたり、制度周知の工夫がされていて、弊社社内でも、制度への周知については、まだまだ出来ていないので、そういった方法も必要だと感じました。

セミナーに参加して、“働きやすさ”ばかりを会社に求めるのではなく“働きがいのある職場”をつくっていく事が必要で、会社で働く個人がイキイキ働ける空間は、自分の仕事の中で作りだすものだと感じました。

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