2011年5月31日火曜日

ファシリテーション・グラフィック入門終了致しました。


2011年5月25日(水)株式会社ウエダ本社にて開催いたしました「ファシリテーション・グラフィック入門」セミナーが終了致しました。




ご参加頂いた皆さま心から感謝申し上げます。
参加者の皆さまからはありがたいご感想をたくさん頂戴いたしました。
本当にありがとうございます!少しご紹介させていただきます。







参加者のお声



・新しいプロジェクトのチームや編成し直した部の一体感を強めるには良いやり方だと思った。

・ FG研修に参加される人たちの輪に加われた事で自己流のFGを改良するヒントを得た。

・ 単なるメモ(書記)ではなく、参加者で共有して時間を作っていく点が今までにない手法でした。
しっかり考え、人の話を聴く感覚が持てました。

・ 書く、見る、考えるを有効的に実施することでアウトプットが大きくかわることを体感できた。

・ 聞く、書く、話す、まとめる力など、仕事に必要なスキルが集約されていると感じました。
参加メンバーの思いを共有することで、チームの力も向上していくと思います。

・ 皆が集中して意見を言い出せる環境が作れることに驚きました。また、パソコンで打つ字より見や すく、理解しやすく、今まで知らなかった会議方法を知ことが出来ました。





本当に、会場全体を見渡していても、各グループの会議が深まっていく様子が見て取れました。
初めてお会いする方がただったと思いますが、皆さんFGの世界観に引き込まれ、
会議に集中されていたのではないでしょうか?

御参加頂きました方々からも、会社に戻られてからすぐに実践されたとのお話も頂きました。
ほんの些細なきっかけ一つで、組織も個人も大きく変わるチャンスがあるのかなと感じました。
ぜひ様々な機会に御活用いただけたらと思います。

今後も皆さまに頂きましたお声を基に、より良いセミナーをお届けしていきたいと存じます。
有難うございました。




開催告知


【 第6回ファシグラ研究会のご案内 】


文字とイラストを使って会議をスキッと見える化できるファシリテーション・グラフィックスでミーティングを楽しくて生産性のあるものにしませんか?


日 程: 2011年7月2日(土)
10時~17時(9時30分受付、45分までにお越しください)

場 所: 株式会社ウエダ本社北ビル

アクセス:京都市営地下鉄烏丸線五条駅徒歩10分

主 催: 場とつながりラボ home’s vi /ファシグラ研究会

詳しくはこちら→ファシグラ研究会

よせ鍋講座 第1回 尾角光美×廣岡睦 「いのちを守る〜ひとも、環境も〜」


京都流議定書2011に向け今年も取り組んでおります。

そこで、6月1日は、法然院さんにて、よせ鍋講座が開催されます。

これは、京都流議定書イベント3日目に御出演してくださる、京都学生人間力大賞歴代受賞者が、それぞれの活動を、違う活動をしている人と組み合わさる事により、新たな課題や融合などが生まれないか?とするものです。



【生き方も、働き方も、社会貢献も、混ぜてみたら面白いんちゃいますか】


京都学生人間力大賞歴代受賞者 presents よせなべ講座 の記念すべき第1回は、京都名刹中の名刹・法然院さんを使わせていただけることに!

第1回統一テーマ 「いのちを守る〜ひとも、環境も〜」

開場 18:00
開会 18:15

参加費任意(ご厚意で貸してくださる法然院さんへのお布施になります。)

参加方法:当日直接開場へお越しください。



■ プレゼンセッション1 by 尾角 光美氏(18:15~)
  
「生きるってナンダロウー死を見つめて考えるー」

■ プレゼンセッション2 by 廣岡 睦氏(18:35~)

「気候変動が世界中で引き起こす争いを防ぎたい!ー今、若者が行動する意味ー」

■ ワールドカフェ produced by 嘉村賢州氏&home's vi(19:00~)

「大切な人を守るために、今私たちにできること」



<よせなべ講座とは>
京都学生人間力大賞の受賞者が2人1組で話題を提供し、ユニークな「場」で開催するオムニバス講座です。学生・企業人・地域が混ざり合い「生き方・働き方・社会貢献のあり方」を考えます。

<京都学生人間力大賞とは>
大きな可能性を秘め社会貢献活動をし、成果のあった人間力溢れる傑出した学生に与えられる賞。大学のまち京都で学生版人間力大賞として京都青年会議所が毎年主催、京都市・京都市教育委員会共催。学生の存在が市民の意識を変化させ、まちを活性化することに繋がる。

2011年5月18日水曜日

一人ひとりの仕事があるわけではないんです。一人ひとりの“役割”があるだけなんですよね。


■お話しをお聞きしていても選手同士の距離がすごく近いなと感じましたが、やはり皆さん同じ理念に基づいて行動され、同じ姿勢だから最初から自然と団結できたのですか?


川)最初からではないですよ。初めは、うまくいかないことも沢山ありました。今は一年経って、関係もすごく良くなったと思います。

河)ほんとに最初はぶつかったね。今は皆、すごく仲いいですよ。去年と比べたら皆大きく変わりました。一年経って、皆思っていることを言い合えるようになりましたし、自分の居場所を見付け、自分を出せるようになってきたんじゃないかと思います。チーム自体は年齢層も幅広く、どうしても遠慮がちになってしまいますが、野球や相手に対して思ったことを言えずにプライベートにまで持ち帰ると自然と態度にでてしまいチームに悪い空気が出てしまいますが、一年を通してお互いに溶け合ってきたような感じですかね。

元々私自身が私情をグラウンドに持ち込むのが嫌ですし、「今日元気ないね、どうしたの?」って言われるのも言うもの嫌なんです。人に気を遣わせてしまうじゃないですか?言った方も言われた方も。
だから極力言いたくないんです。オンとオフの切り替えですね。最初は切り替えなんてできませんでしたよ。社会人の時は仕事中も沈んでしまったりしていましたが、野球はまたなんか別格ですね。(笑) 今は好きなことをやっているので大変ではありませんね。(笑)
そもそも野球界はさばさばしているし、すぐ思っていることは皆言いますし、お互いぶつかります。スポーツだからうまくいっているところはあるかもしれませんが…(笑)

 
---なるほど、確かに同じ夢に向かって、同じ土俵で戦っているからこそなのかもしれませんね。相手が真剣であればある程自分も熱くなりますよね。

河)そうですね。同じように皆自分の意見や価値観をしっかり持ち、プライドを持って戦っていますから、それを否定するのではなく、お互いを認め、相手の意見を引き出すのが大事だと思います。相手を尊重することが一番大事ですよね。それでも仲がいいとつい感情的になってしまうことはありますが、相手を認めていなければ意味のないケンカになってしまいますしね。それこそ、私たちはチームプレーなので。一人ひとりの“仕事”があるわけではないんです。一人ひとりの“役割”があるだけなんですよね。だから、チームがまとまらないと、自分の役割も意味がありませんし、チームにとって何の役にも立たないんです。チーム一丸になることです。

---チーム一丸…すごくいい言葉ですね。

■今後、女子プロ野球選手としての輝きを磨いていく中で、将来の子どもたちに女子プロ野球という職業をどう伝えていきたいですか?


河)ずっと野球を続けていくのも一つですが、私たちは野球で優勝することよりも、将来の夢が“女子プロ野球選手”と言ってくれている子供たちがもっと増えていくようなプレーをしていきたいです。そしてもっともっと女子プロ野球自体を発展させること、そして自分たちからも世の中に女子プロ野球を発信していくことが大切だと感じています。

川)私自身、将来の夢がオリンピックに出ることだったんです。でも、女子ソフトボールもオリンピック種目でなくなり、夢が無くなる辛さを知りました。それでも、私の場合は女子プロ野球ができ、もう一度夢を追いかけることができました。だからこそ、自分達は女子プロ野球一期生として、野球をし続けること、そして、夢を追いかけている子たちが夢をなくすつらさを味わうことのない様に、皆の夢をも背負っていると意識し女子プロ野球を発信していきたいですし、もっと大きく発展させていけるように頑張ります!

---なるほど。すごく素敵ですね。ご自身の体験からのお話しなので心に響きます。一つの夢が繋がっていくことで新たな夢が繋がっていくという感じですね。

河)そうですね。それから私は大学の教員免許を持っているので、引退後、学校で働いた場合は、進路指導の際、自分の経験とか話しながらただお金がほしいからだと長続きしない、好きなことではないとやめてしまいますし、何か好きなことを仕事にしなさい!!と一番伝えたいです。自分がそうだったんですよね。給料がいいから、だと仕事で何かあった時にとりあえず始めた仕事だし、やめちゃおうかなとか心が折れてしまうんですよね。やりたいことを仕事にすることで責任感もやる気もでますし、非常にいいと思います。


■今後の女子プロ野球の土壌を組み立てていきたいとお考えですか?


岩崎氏
岩) そうですね。どうしても野球は男子の土俵に上げられてしまい、男子と比べられがちです。野球の歴史は男子には到底及びませんが、女子には男子にはない魅力が沢山ありますし、そこをもっと周知させていき、女子野球を一つのスポーツとして確立させることも目標です。

それから選手は、柔道整復師の資格を取る為に学校に行きながら、野球をしています。引退後、野球を教えるのも一つですし、資格を取れれば開業することもできます。その資格を活かすかどうかは本人次第ですが、女子プロ野球リーグでは引退後のことをサポートし、選手が少しでも、プレーに集中できるような環境を提供できればと考えています。女子プロ野球自体もまだまだ作り上げている途中です。今の選手たちが一つ一つ道筋を作り上げていく立場でもありますからね。選手は今に精一杯取り組み、土壌を踏み固めていって欲しいと思っています。

---なるほど。引退した後のことは考えずに今を精一杯取り組める環境はすごくありがたいですね!皆さん安心ですね。新たなステージを作っていけるということは、次が入ってくること自体が自分自身のやりがいや、達成感に繋がりますね。

河)そうですね。引退後についてあまり考えたことはありませんが、女子のスタッフになる人もいれば、監督になるかも知れませんよね。男子であればコーチになり解説者になるという道がありますが、女子は未知の世界です。(笑)

もしかしたら女子プロ野球関連の会社ができるという可能性だってありますしね。それもこれも自分たちがどれだけ女子プロ野球を盛り上げられるかによりますね。だから今は、今を精一杯やることしか考えていません。(笑) 自分達が新しいものを作っていける立場です。そこを楽しまないといけないんじゃないかなって、そう考えると楽しいでしょ?心が折れてしまわない様に「些細なことを楽む」様にしています。

あと、確かに後輩がくると全体的にいい刺激になりますね!今回の新人が入ってきましたが「今年の新人いいね~!」って新人を褒めすぎて「私ダメだ~」って悔し泣き出しちゃう子もいますし。(笑)それ位負けず嫌いな子も多く、チーム内でもいい争いになりますし、本当にいい刺激ですよね。皆がプレーで爆発してもらえたらと思います!(笑)

---確かに新人に教えることで再確認できますから自分の力になりますね。

■監督も新たに指揮を取られていますが変化はありましたか?


河)監督の影響は大きいです。本当に素敵な方です。母親に聞いて監督がすごい方だったと知りましたが、私たちの年代は名前も知らなかったんです。(笑)知らなかったよね?

川)はい…笑 なので「わぁ!佐々木さんだ!!」という先入観は一切なく“監督”という感じで、純粋に尊敬しています。


河)本当に、偉そうにしないし、選手一人ひとりを見てくれていて、プレーし易い環境を
作ってくれていますからそこをしっかり受け継ぎたいとも思っています。本当に最高の“監督”です。

---皆さんが心底、野球を愛していて、根本の考え方が組織全体に行きわたっているというのは素晴らしいなと感じました。私たちも働き方を変えて行かないと!と感じますね。

2011年5月11日水曜日

スポーツも一緒なんです。いかに毒を抜くかが重要なんですよね。

---皆さん、女子のメジャーなプロスポーツと言えば何を思い浮かべますか?…フィギュアスケート?バレーボール?サッカーボール?テニス?ゴルフ?いいえ。どれでもないんです。まだ何か忘れていませんか?そうです!今回は女子スポーツ界に革命ともいえる新たな風を巻き起こした“女子プロ野球”です!!

「今日と明日の夢に向かって歩き続け、真のアスリートとして成長していく」をモットーにプレーされている京都アストドリームスのキャプテン河本悠選手、副キャプテン川端友紀選手、そして「すべては野球を愛する、野球をしたい女性たちの夢のために」をモットーに様々なことに取り組まれています、女子プロ野球リーグの岩崎恭子さまにお話をお伺いしてきました。 
野球はどこか“男子”の野球界と一括りにされてしまいがちですが、そのような中でも、強く自分の軸を持ち、女性の“野球”というスポーツを職業とし、男社会の中で女性プロ野球の道筋を今日まで作ってこられた皆さんに、そのモチベーションの秘訣、またチームとして、組織として動く為のノウハウをお話頂きました。
京都アストドリームス キャプテン河本選手 副キャプテン 川端選手


■まずは、この記事を読まれているファンへ簡単な自己紹介をお願いします。


河)15番、河本悠、キャプテンです。
いつか野球を職業にするのが小さい頃からの夢でした。一度は諦め、違う仕事にも就きましたが、ずっと“野球”が忘れられないと感じていた頃に、女子プロ野球ができると聞き、夢を叶えるチャンスが来た!と思いすぐにトライアウトを受けました。そうして今ここにいます。


川)23番、副キャプテンの川端友紀です。
元々、兄が野球をしていて、父はそのチームの監督をしていたことがきっかけで私も野球を始めました。小3からずっと硬式野球をしていましたが、中学に入り女子だけで野球をし続ける環境が見つからず、ソフトボールに転向し社会人までずっとプレーしていました。それでも、やはり野球とは異なるし、一年半くらいソフトボールから離れていましたが、女子プロ野球ができると知り、女子で野球ができる環境ができたということにすごく希望を持て、また夢を持つことができたので今ここにいます。

---ありがとうございます。お二人とも野球を忘れられないと仰っていましたが、それだけ野球には沢山の魅力が詰まっているんですね。実は3月19日のオープン戦、観戦に行きました。力強い皆さんのプレーから迫力を感じました。

河・川)ありがとうございます!

河)確かに、皆動き一つにしてもキビキビしていると思います。
男子のプロ野球を目標にしているというよりは高校野球という感じでしょうか。正直、女子野球は、破壊力やスピード、迫力は男子には敵いません。それでも女子野球をいいといってくれるファンはいますし、女子にしかない魅力があるのかなと思いますね。野球に対する姿勢がファンの方々に一番伝わっているのかなと思います。
京都アストドリームス キャプテン河本選手 


川)確かに!試合中の喜び方とかですよね。
河)男子は試合中一本のヒットでは笑顔をあんまり見せませんが、女子は喜びを表に出しますし、試合が終わった後にお見送り等もします。身近に感じてくれていて、親しみを持って下さっているのかなと思います。野球を心底楽しんでいる思いや、一球一球にかける思いが伝わっているのかなと思います。本当に楽しんでいますから!
川)ついつい自然と笑顔が出てしまいますよね!


---なるほど。確かに応援していてもこちらも思わず声をあげてしまいましたし、すごく楽しまれているのが伝わってきました。応援席では少年が目をきらきらと輝かせている姿も見受けられ、なんだか新鮮でした。他のファンの方々もどちらの球団も応援しているように見えました。

河・川)そうなんですか!すごく嬉しいです。確かにファンも女子プロ野球は男子とは違うかも。

河)「女子プロ野球」に関しては皆どちらかのチームというより「女子プロ野球」自体のファンという感じがします。ありがたいです。


■やはりそういったファンの方々の声援や家族など、周りの方々に支えられているなと強く感じられますか?


河)そうですね。日々感じています。私は高校生のころからずっと野球しかしてきませんでした。でも両親はそれに対して「野球ばっかりして」とか「少しは勉強しなさい」といった文句を言わず、いつも見守ってくれていました。言葉にこそしませんが、態度や行動示してくれて、常にドンっと構えてくれてたことが支えになりました。トライアウトに挑戦すると伝えた時も反対もせず「やりたいことをしなさい」と言ってくれたのが何よりも支えになりましたね。


川)野球を始めるきっかけをくれたのは父と兄です。父は指導者としても、父としても支えてくれましたし、また、兄妹二人とも野球をするなんてすごく大変だったと思いますが、小さなころから、ずっと心配しながらも支えてくれていた母と、家族にも感謝の気持ちでいっぱいです。

副キャプテン 川端選手

■選手の方々のブログを拝見しても、お二人とお話ししていても皆さん感謝の気持ちを口にされていますが、昔からですか?


河) いえいえ、最初からではないですよ!高校生のころは、反抗期で両親に対してどこか毛嫌いしているところもあったと思います。社会人になり、親元を離れてから、特に感謝の気持ちを言葉にし、伝えるようになりました。最初はすごく恥ずかしかったですよ~。(笑)でも自然と言えるようになりましたね。

川)そうですね。私は逆に父が消防士なので母は家で一人の時間が多く、寂しい思いをしていても文句を言わずに好きなことをさせて貰っているので本当に感謝しています。

河)チーム内でも皆感謝の気持ちは表に出して言っていますしね。チームメイトからも家族に対しての想いや、親孝行話をよく聞きますよ。



■本当にみなさん親孝行されていますね!皆さんが感謝の気持ちを持ち、野球を心底楽しんでいるのがすごく伝わってきますが、やはり全くゼロからの「女子野球」を辞めたいとは思ったことはありませんか?


河)社会人を一年経験しましたが、仕事自体が辛く体力的にきつくて、オフに野球をする
余力がなくて、正直野球から遠ざかったこともありました。でも、野球が嫌で辞めたいと
思ったことは一度もありませんね。

川)私もそうですね。ソフトボールの話になってしまいますが、実業団でソフトボールを
していましたが、仕事をしながらソフトボールをするという環境であったり、会社の
方針と自分のソフトボールが合わず、やめてしまったことはありますが、それ以外で
やめたいと思ったことはないです。

---そうなんですね。

■モチベーションを保つ秘訣はございますか?


河)何だろう~?(笑) 思いきり野球を楽しむことくらいですかね?
例えば試合であったり紅白戦であったりと、野球をすることで自分を奮い立たせています。紅白戦とか燃えるよね。(笑)

川)燃えますね!(笑)  
逆に調子が悪い時程、練習したりしますし。調子が悪くなると自分のプレーに自信が持てなくなり、自信がないのが態度に出てしまいますね。

河)確かに!悩んでいる暇があったらひたすら練習!これだけ練習したし大丈夫だろってそうしたほうが自信持てるしね。(笑)

---なるほど!

■では他の選手が調子悪いなと感じた時には声をかけたりするんですか?


河)そうですね~、できるだけ皆でワイワイできるような雰囲気を作れるように心がけています。ただ、人によっては落ち込んでいるときはそっとしておいてほしい人や、話しかけて欲しそうな人にはこちらから話しかける、といったように盛り上げるばかりではなく、話を聞くときは聞きます。皆をしっかり観察し、見極めています。

----本当にすごく周りに目を向けられているんですね。

川)本当にすごいんですよ。いつでも皆を笑わしてくれたりする気遣いなど、本当にすごいなと思うことが多々あります。いつも感謝しています。

河)恐縮です。元々皆が笑っている姿が好きで、皆が笑うと自分も楽しくなるので、なんか笑わしてやろう!どう笑わしてやろう!と常に思っています。(笑)
後は人間観察がすごく好きで普段から人間観察してるんですよね。すごく面白いですよ!野球にも活かされていると思いますし。(笑) 相手選手の癖とか、ちょっとした仕草とか、変化に気づくだけでもすごく大きいですし、日常的な「人間観察」からの学びは大きいです。最近は特に、他人に無関心な人が多いですよね。皆のちょっとした仕草が、元気ないなって思ったり、ボーとしてる時間が多いなとか、ストレッチの時一つをとっても色々感じられますよ。皆もすればいいのにって思います。(笑)

---すごいですね!!ご自身も練習されている最中でも、周りを見ているんですね!

■人をマネジメントするとかそういった、指揮をとってこられた経験はございますか?


河)高校生のころからずっとキャプテンをしていたこともありますが、例えば、相手の気持ちを分からない人にはいかに気づいてもらうかを意識し、私がこうした方がいいとかいうのではなく、仕向けるというか。感じとってもらえるような環境や、言いたいことを言える様な環境を作るのが大事かなと思います。普段の会話の中で、自然と野球に対する姿勢や、野球に関する話題ができるような環境がベストですかね。

---本当にそうですね。そこまで周りを見て、考えられるってすごいですね。



河)そんなことないですよ。ただ、相手のことを考えないと逆に自分が困りませんか?例えば同じプランで物事を進めていく際や、何か企画を通すために皆で一緒に頑張る際、一人でも考え方違う人や道を外れる人がいたら困りますよね。スポーツも一緒なんです。いかに毒を抜くかが重要なんですよね。

---確かにそうですね。企業もチームですね。