2011年3月1日火曜日

「女性活躍に必要なこととは?」


先日22日、財団法人21世紀職業財団と京都府主催「女性の活躍推進を考えるシンポジウム」に参加してきました。


シンポジウムに先立ち、京の文化に触れ合う機会として京菓子の老松さんもよるお茶席も用意されていました。日常の中で「ホッ」と一息つける時間でした。

まず山田知事より冒頭に「ワーク・ライフ・バランスは女性に対するものと考えられがちですが、男性にとっても課題であり、重要である」と挨拶がありました。確かに、ワーク・ライフ・バランスという言葉ばかりが中身が確立しないままに独り歩きしつつあるのかもしれません。

シンポジウムでは㈱セブン&アイ出版さん・オムロン㈱さん、京都中央信用金庫さん、㈱呉竹さんのパネルディスカッションが行われ、ご自身の体験談や、企業の支援策などを聞きました。

女性自身の意識の改革を図るため、月1回の社外セミナーで若手女性30名程を集め「自分たちの仕事は会社の中でどういう役割を担っているのか」などをテーマにグループディスカッションを行い、女性自身の考え方を変えるための取り組みをされている企業様、そして自己啓発の一環として週末に実施する自主参加型の講座を土曜に行い、教養から実務的なものまでを行われている企業様もありました。様々なことを率先して取り組まれており、本当に勉強になることばかりでした。

しかしそれだけでなく、皆さん共通して“何より大事なことは上司や周りの意識、女性自身の仕事に対する姿勢や意識”とお話しされていました。

その中で「女性はこうあるべき!!と考えがちですが現実とのギャップを受け入れ、自分軸をしっかり持ちしなやかに生きていくべきだと思います」との言葉が特に印象に残りました。

確かに女性は現実を受け入れられず「こうだ!」という考えが先行しがちかもしれません。そんな時こそ柔軟に物事を受け入れることが必要なんだと改めて考えることができました。物事を判断する自分軸 “信念” を持つことが必要なのだと強く感じました。

私たちは、多くの企業様に素晴らしい両立支援の取組みの取材を行なってきました。
これまではどこか、女性にばかり固執していたように思います。しかし本当に必要なのは、制度や女性の意識改善だけではなく、男女問わず“人間性”が必要なのだと感じました。組織風土や人間関係がうまく回っていれば人は会社も仕事も好きになり、何があっても自分の仕事に対して真摯に向き合えるのではないかなと思います。
あらためて実感出来たセミナーでした。

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