2011年1月21日金曜日

未来を担う子どもたちの“ゆめ”を


■それから、「日本新薬こども文学賞」にも興味があるのですが、どのような取り組みなんですか?



わが社は、H21年10月におかげさまで創立90周年を迎えることができました。創立90周年を機に、未来を担う子どもたちの“ゆめ”を彩り、健やかな“こころ”の成長を見守りたいという願いを込めて、「日本新薬こども文学賞」が創設されました。

物語部門と絵画部門の2部門で広く作品を募集し、両部門の最優秀賞に選ばれた作品を元に絵本を制作します。完成した絵本は、全国の小児科医院などの医療機関や図書館など公共施設を通じて、子どもたちのもとへ届けています。第1・2回の絵本を読み聞かせ音声付でHPにて紹介していますので、どうぞご覧くださいね。

只今、第3回の作品を募集中です。多くの皆さまからご応募をいただきたいと願っています。
この他にも子どもたちの未来を応援するために、「日本新薬 きらきら未来こども募金」を創設し、「NPO法人 世界の子どもたちにワクチンを日本委員会」に募金をしています。

当初は社内での募金活動でしたが、一人でも多くの子どもたちを救いたいという気持ちから、現在は、社外の方にも広げて募金活動を行っています。わが社の取り組みに賛同し、募金をしてくださった方に「日本新薬こども文学賞」で制作した絵本を贈呈しているんですよ。

絵本や募金活動など会社が行う社会貢献活動は、個人的にも大変喜ばしいことです。地域で行う朗読会では、「日本新薬こども文学賞」で制作した絵本も朗読しています。結構、好評なんですよ!
会社の取り組みを自分の活動に活かすことが出来て、自然と会社に対するエンゲージメントが高まりましたね!


―― すごいですね!絵本拝見しましたが素敵ですね。絵本と「きらきら未来こども募金」で子どもたちの健やかな成長のお手伝いをされているのですね。絵本は子どもの成長にかかせないですよね。

■吉元さんもお子様に絵本をたくさん読んであげられたのですか?


そうですね。子どもには毎晩絵本を読んでとせがまれましたね。「きつねとぶどう」という絵本を読んであげたときのことを思い出すと今でも胸が熱くなります。

この絵本は、子ぎつねのために身を犠牲にした母ぎつねの愛情を描いた作品です。息子はこの物語を自分に投影したのか、「お母さんは死なんといてや」と涙ぐみながら言ってくれたんですよ。そんな息子も大学3年生、東京の大学に進学しましたので、普段は子どもの世話からも解放され、子育て卒業というところです。

今から思えば、毎日バタバタと子どもに振り回されていた日々は、楽しくて充実していましたね。子どもも親も初めてのことばかりで、一緒に泣いたり笑ったり、毎日が一生懸命だったような気がします。(笑)

ワーキングマザーは、子どもと接する時間が充分に持てないと、負い目や不安を感じがちですが、子どもは「自分は愛されている」と感じていれば、接する時間が短くても問題ないですよ。

私も息子と離れて暮らしていますが、遠く離れていても、会っていなくても、いつも心でつながっていると実感しています。親子の絆ってそういうものですよね。大人になった息子は、私のよき相談相手でもあります。仕事をしている私をいつも応援してくれています。   

実際に仕事を通して成長することも多いし、職場で常に人と接していることは子育てにも活かされますよね。プラス思考でワーキングマザーならではの子育てを楽しんでほしいと思います。

そして、子育てしながら働けることに感謝する気持ちといつも笑顔を忘れずに!これからますます価値観が多様化してきますし、子育ても多くの人に関わってもらうことが、子どもの成長にも欠かせないのではないでしょうか。子どもの成長とともに親も成長します。

子育てを経験したことは、相手の立場で物事を考えることや子どもが親の真似をすることで、自分自身が見つめ直せましたね。こんな偉そうなことを言っていますが、私自身、実は反省することばかりなんですよ・・・。(笑)


―― すごく素敵な働くお母様でいらっしゃいますね!確かに、どこか頑なに、なんでもこの仕事はこうあるべきとか決めつけてしまっていたように思います。自分の枠を少しだけでも広げて、視野を広げることって大切ですね。

■では、仕事のやりがいやモチベーションを保つための秘訣とかありますか?


そうですね。業務目標を達成することは、やりがいや自信につながり、何より自分の存在意義を感じることができますね。それだけではなく、自分から仕事にやりがいを見つけて、やりがいを感じる働き方をすることが必要だと思っています。意識や見方、やり方を変えるだけで、日々の仕事にも喜びが生まれるんじゃないでしょうか。

1日の大半を会社で過ごすわけですから、やりがいを見つけて楽しく仕事をしていきたいですよね。でも、どうしても落ち込んでしまうことやモチベーションも下がることはありますよね。

そんな時は成功した事例を思い出し、少し自信を呼び戻してみたり、「乗り越えられる試練しかこない。なんとかなる!」とプラス思考に考えてみると変わりますよ。時にはあきらめる勇気を持つことも大切だと思います。

あとは心を癒し勇気をもらえるお気に入りの一冊を持ってみたり、温かいおいしいご飯を食べて早く寝てしまうのもいいですね!(笑)

―― なんだか焦っていた自分もいたので少しほっとしました。そのような考え方が自分自身の中にしっかりと根付いて、働けるようになりたいなと思います。

■では最後に、吉元様ご自身の目標とこれから働く人や新入社員の私たちにメッセージを頂けますか?


私の当面の目標は、新たに「ワーク・ライフ・バランスをテーマとしたセミナー」や「女性のためのキャリアデザインセミナー」を導入し、気づきの機会を増やしたいと思っています。実施しているライフデザインセミナーについては、さらに充実させるため、受講後のフォローにも取り組みたいですね。

以前、セミナーの参加者から、「私の表情や声かけから、セミナーを本当に役立てて欲しいという想いや熱意が参加者に伝わってきたことが、セミナーの成功要因だと思う。」と言ってもらえたことは、とてもうれしい出来事でした。これからも真摯にセミナーづくりに取り組んでいきたいと思います。

将来、「あのセミナーのおかげで、今の自分がある!」と振返って言ってもらえるような、そんなセミナーになれば最高だと思っています。その他には、地域活動も継続していきたいし、いつか、地域の若い人を対象にキャリア開発講座を企画・運営することも目標にしています。

これから働く人や新入社員の方へメッセージとしては、今は自分のキャリアは自分でつくる時代だと思いますので、夢や目標、将来のビジョンやありたい姿を描くことが大切だと思います。常に意識し、アンテナを張っていることで普段は見えてこないものが見えてきますし、情報も集まってきます。

そして、大事なことは行動を起こすことです。そうすることで、協力者や同じ思いの人との出会いがあり、不思議と実現へとつながっていくものだと思いますよ。
目標や夢は絶対叶うと信じて頑張ってください!
最後に、若いって可能性に満ちていて素晴らしいです!!

(2010年12月2日現在)

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