2011年4月12日火曜日

市場見学での学び


AM2:00-AM9:00までの見学でしたが、本当にあっという間の7時間でした。これまで、沢山の気づきと学びを書いてきましたが、個々には書ききれない程の感動もありました。
目の前に広がる見慣れない風景に興奮し、時には、感動さえ覚えました。
同時に、仕事のあり方、働く意味をも学んだように思います。



今日までの取材を通し、私たちは数多くの「働く姿勢」を学んできました。そうは聞きながらも、実際に自分に置き換えて想像するのは実は難しく、意識の中にありながら行動に移せておらず、やはり仕事は仕事、プライベートはプライベートと感じていたのかもしれません。

しかし、今回の市場見学を通じては実際に働かれている姿、表情を目にし、改めて「働く」ということは実はとても尊いことなのだと感じました。というのも、河市水産様では、定年後の再就職者の方々がとてもイキイキと働かれていたんです。皆さんの表情や働きぶり、お話しされている姿を見て“働く”ことの意味を考えさせられました。


私はまだ“仕事”をしていたのに過ぎないのではないか…と。仕事とは事に仕えると書きます。あくまでことありきで考えてしまっていたのかもしれません。それに比べ“働く”とは、人が動く、人を動かす、人のために動くと書きます。またある言い伝えでは“働く”とは“傍が楽になる”とも言われているそうです。その意味合いから考えても、働くということは決して自分本位ではないということ、そしてやらされ観があっては“働く”ことはありえないのかもしれないと感じました。



私は知らず知らずの内にどこか“働く”ことにネガティブなイメージを持ち視野が狭くなっていたのかもしれません。また、自分自身はまだまだ組織の一員としての認識が甘く、自分の働きの先に相手が見えていなかったのかもしれないと改めて感じました。日々のルーチン作業の中で効率化を測りパフォーマンスを上げることももちろん重要ですが、その中で必ず、働きの先には必ず相手があると意識することの大切さを、皆さんの働く姿の節々から学びました。


また、お話しの中で堀井さまは「失敗はいい、失敗よりも悔いのないようにすることが大事だ。」とお話しをされていて、仕事に慣れれば慣れるほどに人は、失敗をおそれてしまいがちですが、時には新たな行動を起こすことも必要なのだと感じました。


河市水産さまの市場見学には“働く”ノウハウ全てが盛り込まれており、まさに職場であり「働く人」の集まる場所だと感じました。お互いがお互いを支えあい、感謝の気持ちを持って働くことの大切さを感じ、自分自身を見つめ直す良い機会になりました。何事も、積極的に自分から学ぼうとすること、吸収しようとすること、それこそが自分を成長させる一番の近道で、主体性を持ち行動することを学びました。



本当にありがとうございました。




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