2011年8月17日水曜日

楽しいを仕事をにするのではなく「仕事を楽しむ」こと

今回取材に伺ったホテルカンラ京都様は京都に住んでいても宿泊したくなるようなホテルでした。まず、エントランスに入るとすぐに香りで出迎えてくれました。
「香り」は日常を忘れさせてくれる効果があると言われていますが、一歩足を踏み込むと日常を忘れ、心が安らぎ、どこか昔ながらの暖かい空間で、ホテルであるのになんだか不思議な感覚でした。

お話しをお聞きし改めて、社内が一丸となっていなければ、何も与えることは出来ないのだと感じました。でもそれは作られた物ではなく、皆さんが常に全体を捉え、自主的に動かれているからこその魅力なのかなと感じました。

ホテルカンラ京都様では、ビシビシのマニュアルはなく、個性を活かしたおもてなしを心がけられており、「フレンドリー&ポライト」の精神で行動されています。親しみやすく、きちんと礼儀をわきまえた接客のことで、そうすることで、常に臨機応変な対応ができ、一般的なホテルよりもお客様との距離は近いのです。

また全ての方々がマルチタスクで動かれ、“自分の仕事”と枠決めするのではなく、今おかれている自分の役割は何かを自主的に判断され、自分の役割を全うされているのです。もちろんそのためには指導や、ルール、そしてチームワークは必要不可欠です。自社が大切にしてきたことは何かを大前提に置き、まずは根柢の足並みをそろえ、礼儀やマナーがいかに大切なのか等をしっかりと指導もされています。


何でも出来るということは、自分の仕事が決まっている以上にすることも、山ほどあると思います。しかし、「大変ともいえますが、色んな事に挑戦できるんですよ。」と満面の笑みでお話されていました。なぜ、大変な状況を楽しめるのか…、とお話をお聞きしながら感じていました。

でも答えは簡単でした、仕事を楽しんでいるのです。今回取材にお答え頂いた原さんは、「楽しいを仕事」にしているのではなく、「仕事を楽しんでいる」様に感じましたし、チャレンジ精神を忘れずに前向きに物事に取り組まれていました。もちろん仕事を楽しむにはつらいことも困難に感じることもあると思います。しかし、そこから逃げるのではなく、楽しむ工夫が出来るかどうかで仕事が二倍にも三倍にも楽しくなるし変わるのだと感じました。
今回で取材企画も11回目を迎えましたが、どの方も共通して仕事を楽しんでおられました。好きなことを仕事にするのはもちろんそれだけで素敵なことです。でも好きだけでは乗り越えられないこともきっとたくさんあるのだと思います。まずは目の前の仕事楽しむ事、そうすることで、思いもよらないような様々な出来事に出会い視野が広がり、どんどん仕事が楽しくなってくるのだと感じました。楽しいことだけをするのではなく、「楽しむこと」こそが、重要なのだと感じました。

確かに取材企画が始まって一年が過ぎ、始めは右も左もわからない状態でしたが、沢山の方々の応援があって、少しずつ悩みながらも楽しみながらやってこれました。もっともっと私自身も今の状況を心から楽しめるように成長したいと強く感じた取材でした。

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