2011年7月25日月曜日

毎日が真剣勝負ですから。


■原さんは小さなころからホテル業界で働きたいと考えられていたのですか?


初めは全く考えていませんでした。就職活動中にホテル業界に興味を持ちました。というのも大学生の頃、ケーキ屋さんでアルバイトをしていたんですね。そこに来るお客様は基本的に何かの祝い事や、誕生日にケーキを買っていく方が大半なんです。
その時に、じゃあ、花はどこで買うの?どこでご飯を食べて、集まるの?って、なんかすごく気になったんですよね。そのお祝いの一時すべてを提供出来るところがあればいいなぁと漠然と思ったんです。一方方向だけではなく、色んな角度から人を喜ばせたいなと。

だから、何でも先読みしたいんです。おもてなしという程ではないんですが、相手が求めていることを先回りして提供する、違う方向になってしまって出来ていないことも多いのですが、それで自分が気持ちいいだけなんです。(笑)

以前は先回りも当たらず、すごく嫌で、先回りするのはやめてしまおうって思ったこともあるんです。でも、ある時もう先回りをやめた時に、読みが当たり、“やっぱりそうだったのか!”って少し悔しい思いをしたんです。

その時に、やらないでする後悔よりも、して間違ったなって反省する方がいいのかなって感じたんです。そうすると、回数を重ねるごとに、間違ってもお客様にも想いは伝わっているなと感じたんです。そうやって次第にパターンを増やせるようになったんです。お客様にもすごく助けられていますし、本当に日々成長ですね。

―――日々成長、お客様に育てて貰っている関係ってすごく素敵ですね。

■ずっと接客をされていてしんどいなと思うことはありませんか?


ん~、色んな方が確かにいらっしゃいますし、難しいなと思うこともありますが、苦だと思ったことはないですね。しいて言うなら、自分の体調が悪い時くらいですかね。(笑)

この間は団体様の引率をされている方を迎えているときに、ちょっとしたトラブルが合って、少しお疲れだったんですね。その時にこちらにお任せ下さいませんか?と任せて頂いてその方には御部屋でゆっくり休んで頂いたんです。
そしたら先日「またプライベートでゆっくりきます。すごく助かりました」と御礼のお手紙を頂きまして、それがすごく励みになっていますし、また頑張るぞと、お客様からいつも力を頂いていますね。

―――すごく素敵ですね。

■働いてこられて、譲れない信念や軸、なりたい自分の姿はありますか?また、原さんにとって仕事はどういう存在ですか?


自分がこれだ!と思ったことに対して、臆せずに進み、チャレンジしていきたいという思いがあるので、実現するために物事に取り組んでいきたいですし、そういう想いを大切にしています。会社も背中を押して応援してくれています。

今後もずっとこの業界で働いていきたいなと思いますし、その為に、自分のスキルは磨いていきたいと思っています。これからどんどん私も、人の上に立つ立場になりますし、業務をうまく円滑に回し皆が快適に働けるよう、従業員の夢の実現に近づけるよう支援したいと思っています。その為に何をするか、自分は何ができるか、まだまだスタッフの為というよりも、スタッフを支援できる自分に満足してる感じですかね。(笑)

仕事も楽しいことばかりではないです。もちろんつらいこともあります。趣味や道楽ではないですし、毎日が真剣勝負ですから。でも仕事がなくなったらたぶん楽しくないかなって思います。何か物足りないというかね。仕事はすごく好きなんだと思います。日々の積み重ねで、あの達成感がすごく好きなんだと思います。仕事終わりの一杯ですね。(笑)

仕事がなくなると物足りない、すごくかっこいいですね!でもなんだかわかる気がします。達成感、仕事終わりの一杯は学生のころには味わうことが出来ないものですし。


■では、原さんがずっと働いていきたい職場はどんな職場ですか?
そして最後にこれからも働き続けていく方に何かメッセージを頂けますか?


そうですねー。自分の出した成果を評価してくれたり、意見をすくい上げてくれる先ですかね。後は単純に「よし!今日も頑張るぞ」と思える職場はやっぱり働き続けたい職場ですね!その人にとって働きたいと思えば働きやすい職場なんですよね、きっと。私はお客様の反応から成果を貰えるので日々やりがいで溢れています。私はこの業界でしか働いたことがありませんが、働くのに女性も男性もないと思いますし、特段女性だから出来ないこともないと思います。

まだまだ営業職は女性が少ないと言われますが、私は女性の方が向いている様にも思います。身体的能力の違いは仕方ありません。それでも出来ないことはないと思います。誰でもやる気になれば。実は私もこの業界の営業もしてました。

この業界の営業は女性が多くいましたし、女性営業の実例はあるんです。他の業界で少ないのであれば、もっと自信を持って頂きたいと思いますし、出来ると思います!女性の方ができる、ではなく、同じくらいできるんです。長所を伸ばし、活かせばいいんです。頑なになるのではなく肩の力を抜いてみるのも大切だと思います。

だって、女性からお茶出された方がいいでしょって思いますし、重い荷物は出来れば男性が持ってよって。(笑)権利主張ではなく、役割ですよね。

――― 確かにそうですね。肩肘張るのではなく、甘えてもいい時は甘え、時々肩の力を抜くのも大切ですね。自分らしさも大切ですよね。メリハリですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿