2011年7月27日水曜日

女子シャイン★Labセミナー第4弾が決定いたしました!!





ファシリテーション入門
情報処理能力を育てる
~会議を制する者は会社を制する~



講 師:特定非営利活動法人場とつながりラボhome​‘s vi 
           代表理事  嘉村 賢州氏




日時:2011年8月24日(水)

時間:15:00-18:00

費用:有料 ¥3,000(同じ会社の方2名で1000円​引き)

定員:30名 


  対象者

経営幹部、経営企画部、新人・若手社員の指導される立場​の皆様、
 人事担当者、採用担当者の皆様向け



   内 容

どんな企業でも会議は欠かせませんし、会議は30%~50%を占めることもあります。
いつも同じ人しか発言しない会議、意見は出るがなかなか意見をまとまらず、堂々めぐりになる会議、会議の結果が次に繋がらない等を解決し会議の効率化を図るためにもファシリテーションは欠かせません。
ファシリテーションとは「進行役」として、常に中立の立場で会議のプロセスに関わりあいながら、会議の目的に沿って進むよう支援をします。役割と頭の中の情報をうまく整理しながら司会をしていく秘訣をワークを交えながら体験的に説明していきます。



  プログラム


1.【チェックイン】
2.【付箋ワーク】
テーマ:ファシリテーターとは何か?
3.【ミニ講義】
     ~休憩~ 
4.【模造紙ワーク】
テーマ:なぜ会議は混乱するのか?
5.【ミニ講義】
6.【ファシリテーショングラフィック】
テーマ:会議を次につなげるためには?
7.【ミニ講義】
8.【質疑応答・まとめ】 



お問い合わせは、女子シャイン★lab事務局へお​願いします。  (担当:田中,前江田)

2011年7月25日月曜日

毎日が真剣勝負ですから。


■原さんは小さなころからホテル業界で働きたいと考えられていたのですか?


初めは全く考えていませんでした。就職活動中にホテル業界に興味を持ちました。というのも大学生の頃、ケーキ屋さんでアルバイトをしていたんですね。そこに来るお客様は基本的に何かの祝い事や、誕生日にケーキを買っていく方が大半なんです。
その時に、じゃあ、花はどこで買うの?どこでご飯を食べて、集まるの?って、なんかすごく気になったんですよね。そのお祝いの一時すべてを提供出来るところがあればいいなぁと漠然と思ったんです。一方方向だけではなく、色んな角度から人を喜ばせたいなと。

だから、何でも先読みしたいんです。おもてなしという程ではないんですが、相手が求めていることを先回りして提供する、違う方向になってしまって出来ていないことも多いのですが、それで自分が気持ちいいだけなんです。(笑)

以前は先回りも当たらず、すごく嫌で、先回りするのはやめてしまおうって思ったこともあるんです。でも、ある時もう先回りをやめた時に、読みが当たり、“やっぱりそうだったのか!”って少し悔しい思いをしたんです。

その時に、やらないでする後悔よりも、して間違ったなって反省する方がいいのかなって感じたんです。そうすると、回数を重ねるごとに、間違ってもお客様にも想いは伝わっているなと感じたんです。そうやって次第にパターンを増やせるようになったんです。お客様にもすごく助けられていますし、本当に日々成長ですね。

―――日々成長、お客様に育てて貰っている関係ってすごく素敵ですね。

■ずっと接客をされていてしんどいなと思うことはありませんか?


ん~、色んな方が確かにいらっしゃいますし、難しいなと思うこともありますが、苦だと思ったことはないですね。しいて言うなら、自分の体調が悪い時くらいですかね。(笑)

この間は団体様の引率をされている方を迎えているときに、ちょっとしたトラブルが合って、少しお疲れだったんですね。その時にこちらにお任せ下さいませんか?と任せて頂いてその方には御部屋でゆっくり休んで頂いたんです。
そしたら先日「またプライベートでゆっくりきます。すごく助かりました」と御礼のお手紙を頂きまして、それがすごく励みになっていますし、また頑張るぞと、お客様からいつも力を頂いていますね。

―――すごく素敵ですね。

■働いてこられて、譲れない信念や軸、なりたい自分の姿はありますか?また、原さんにとって仕事はどういう存在ですか?


自分がこれだ!と思ったことに対して、臆せずに進み、チャレンジしていきたいという思いがあるので、実現するために物事に取り組んでいきたいですし、そういう想いを大切にしています。会社も背中を押して応援してくれています。

今後もずっとこの業界で働いていきたいなと思いますし、その為に、自分のスキルは磨いていきたいと思っています。これからどんどん私も、人の上に立つ立場になりますし、業務をうまく円滑に回し皆が快適に働けるよう、従業員の夢の実現に近づけるよう支援したいと思っています。その為に何をするか、自分は何ができるか、まだまだスタッフの為というよりも、スタッフを支援できる自分に満足してる感じですかね。(笑)

仕事も楽しいことばかりではないです。もちろんつらいこともあります。趣味や道楽ではないですし、毎日が真剣勝負ですから。でも仕事がなくなったらたぶん楽しくないかなって思います。何か物足りないというかね。仕事はすごく好きなんだと思います。日々の積み重ねで、あの達成感がすごく好きなんだと思います。仕事終わりの一杯ですね。(笑)

仕事がなくなると物足りない、すごくかっこいいですね!でもなんだかわかる気がします。達成感、仕事終わりの一杯は学生のころには味わうことが出来ないものですし。


■では、原さんがずっと働いていきたい職場はどんな職場ですか?
そして最後にこれからも働き続けていく方に何かメッセージを頂けますか?


そうですねー。自分の出した成果を評価してくれたり、意見をすくい上げてくれる先ですかね。後は単純に「よし!今日も頑張るぞ」と思える職場はやっぱり働き続けたい職場ですね!その人にとって働きたいと思えば働きやすい職場なんですよね、きっと。私はお客様の反応から成果を貰えるので日々やりがいで溢れています。私はこの業界でしか働いたことがありませんが、働くのに女性も男性もないと思いますし、特段女性だから出来ないこともないと思います。

まだまだ営業職は女性が少ないと言われますが、私は女性の方が向いている様にも思います。身体的能力の違いは仕方ありません。それでも出来ないことはないと思います。誰でもやる気になれば。実は私もこの業界の営業もしてました。

この業界の営業は女性が多くいましたし、女性営業の実例はあるんです。他の業界で少ないのであれば、もっと自信を持って頂きたいと思いますし、出来ると思います!女性の方ができる、ではなく、同じくらいできるんです。長所を伸ばし、活かせばいいんです。頑なになるのではなく肩の力を抜いてみるのも大切だと思います。

だって、女性からお茶出された方がいいでしょって思いますし、重い荷物は出来れば男性が持ってよって。(笑)権利主張ではなく、役割ですよね。

――― 確かにそうですね。肩肘張るのではなく、甘えてもいい時は甘え、時々肩の力を抜くのも大切ですね。自分らしさも大切ですよね。メリハリですね。

2011年7月7日木曜日

よせなべ講座 第4回 佐賀 直人氏

【生き方も、働き方も、社会貢献も、混ぜてみたら面白いんちゃいますか】







第4回

プレゼンター  佐賀 直人氏

□13:00開場  

□13:15開会

□参加費500円(お茶代込み)

■会場  
株式会社ウエダ本社
北ビル セミナールーム2階


〒600-8103
京都市下京区五条通堺町角塩釜町363番地


□参加費500円(お茶代込み)


お問い合わせ先 京都流議定書事務局 075-341-4111

今回は会場の参加者も具材として参加していただき、プロアクションカフェという日本に上陸したばかりのコミュニケーション手法を用いて実施します。


【佐賀 直人(Saga, Naoto)】 大阪府立大学農学部卒。三菱商事入社後、エネルギー事業に携わる。欧州のBoarding School在学中にボスニア、ケニア、インド等で、食料の緊急配給事業、農業支援等、国際協力事業に従事。京都では、京都市外郭団体にて子どもによるまちづくり事業の立ち上げに関わる。行政と企業、地域社会を繋げた同活動に対して、2006年京都青年会議所より表彰。





<よせなべ講座とは>
京都学生人間力大賞の受賞者が2人1組で話題を提供し、ユニークな「場」で開催するオムニバス講座です。学生・企業人・地域が混ざり合い「生き方・働き方・社会貢献のあり方」を考えます。

<京都学生人間力大賞とは>
大きな可能性を秘め社会貢献活動をし、成果のあった人間力溢れる傑出した学生に与えられる賞。大学のまち京都で学生版人間力大賞として京都青年会議所が毎年主催、京都市・京都市教育委員会共催。学生の存在が市民の意識を変化させ、まちを活性化することに繋がる。


第3回 セミナー様子

---京都流議定書イベントの3日目には、今までのよせなべ講座の総括としてプロアクションカフェを
行います。様々な人との議論を通じて、意見交換をすることでたくさんの気づきが多くあると思います。是非ご参加ください。

京都流議定書お申込みはこちら →http://kyotostyle.jp/


2011年7月4日月曜日

“フレンドリー&ポライト”

---ついに取材企画第11回目を迎えました。 今回は、2010年に京都に旗揚げされた「ホテルカンラ京都」さまです。
その空間は、まるで都入りしたかのように気品さにあふれ、尚且つ古き良きと、現代のアートが共鳴し合っている様な空間でした。細部にまでコンセプトがあり、その場にいるだけで京の歴史が伝わる作りになっていましたし、本当に京都人も泊まりたくなるほど素敵ですぐに虜になりました。
インタビューにお答え頂いたのはサービスチーフマネージャーの原朝香さまです。
お会いした瞬間に、その笑顔に釘づけでした。表情に人柄はでるんだなと感じました。
今回はご自身の働き方や、会社の仕組み等をお聞きしました。


サービスチーフマネージャー
原 朝香氏


■ホテルカンラさんはどういったホテルか読者のみなさんにご紹介いただけますか?




当ホテルは元々教育施設として使用していた建物のコンバージョンで日本や京都の良さ伝統やおもてなしを楽しく学んでいただく事をコンセプトにした日本初のエデュテイメントホテルを目指しているんです。部屋全体は縦長で、京都の町家の建築様式を取り入れた客室で、全部で29室7タイプの部屋になっております。

エントランスは、寒い時期は生姜や柑橘系等の温かみのある香り、夏はミント等清涼感のある香りを使い体感温度を調節し、環境にも配慮しています。実はマイナス2度に関しては科学的にも実証されているんですよ。>ロビーや客室フロアは屋外をイメージしているんです。町家の門をくぐり母屋に向かう中庭をイメージしています。各客室の入口には風情ある町家の格子のデザインを用い、京都では昔から外観の格子を見てその建物の職業を識別していた習慣を取入れています一階共用部の照明LEDを使用し、春夏秋冬で春は桜色、秋は紅葉等の変化や、また朝、昼、夜と言ったように、季節や時間によって色を変えています。

例えば18時には、一旦暗くなり夕立が降り夜になっていく様をイメージしているんですよ。天井にはセンサーが埋め込まれており、人の動きや音、温度に反応して色やグラデーションが変わる仕掛けになっており、お客様同士やお客様とスタッフとのコミュニケーションのきっかけになるようにという想いが込められています。


---すごいですね。ホテルに足を踏み入れた瞬間、香りで別世界へと引き込まれ、すごく素敵な空間だなと感じてました。他のホテルとはまた違う感じがしますし、京都人でも泊まりたくなるホテルですね。

■その様な工夫は社員の皆さんで意見を出し合って決めるのですか?


そういって頂けると嬉しいですね、ありがとうございます。
確かに京都って中にいると特段すごいなと感じることもなく、街の至る所に由緒あるお寺があったりと歴史や文化も当たり前に感じてしまいがちですよね。
私は元々関東出身だったので、外から見た京都の感じや、知れば知るほど奥が深い”古都京都”の古き良き文化をしっかり伝えていきたいと思っています。

今後は当ホテルも京都の文化の発信地として、地域のコミュニティーなど、まだまだ踏み込めていなかった点にもより力を入れ、お客様に興味を持って頂けるよう発信して行きたいと思っておりますし、いろんなところに出かけて、地域の方々との繋がりをより構築できたらと思っています。当ホテルはデザイナー、設計、企画、運営の者、皆で作り上げている感じです。照明のカラーを変える際も一ヶ月前から話し合って決めています。



---皆さんで作り上げたホテルという感じが伝わってきますし、すごく素敵ですね。

■原さんが御社の中で働きがいがあるなと感じるところはどんなところですか?


そうですね、私は当ホテルで2社目になるのですが、以前のホテルは各自の仕事も確立され、やることも決まっていたんです。でも当ホテルはマルチタスクで、私も朝食の用意や、ベットメイキングも行ないますし、部署と部署の境がなく業務の幅が広く自由なんです。逆に大変ともいえますが、色んな事に挑戦できるんですよ。

元々、当ホテルは上下の垣根なく皆の力を活かし、長所は伸ばし、短所はカバーし合うというスタンスなのでやりたければ任せてもらえるんです。ですから任せてもらえる分なんでもやりますと言い過ぎると大変ですよ。(笑)

---そうなんですか?!大きく環境が変わったんですね!業務の垣根がないのはホテルには珍しいですね。
そこまで考えていなかったんでしょうね。でもあんまり抵抗もなく、怖くはなかったです。今でも面白い会社だなと思っています。元々、好奇心旺盛なんです。(笑)

とりあえず何でもチャレンジしたいですし、一歩踏み出してみようって思うタイプなんですよね。
大きな会社ではなかなか、自分の業務以外は行ないにくいですよね。もちろん、専門家を作るのもいいと思いますし、プロがいるのは強みでもあると思います。

ただ、私はもう少し小さな会社で色んな事にチャレンジしながら働く方がいいのかなって、ずっと思っていました。でもある程度の基礎を知らなければ応用も利きません。ですからホテル業界のイロハを以前のホテルで勉強させて頂き、育ててもらいました。当ホテルへの転職はある意味自分自身のキャリアアップといってもいいかもしれません。



---なるほど。確かに管轄があり、ある程度の自分の仕事の枠がある職場と比べて、特に枠組みがなければ、挑戦する自由はあるのかもしれません。自分自身どちらに価値を感じるかですね。

■ホテル業界は、キャリアアップの為の転職が多いとお聞きしましたがいかがですが?


そうですね。ホテル業界は割と転職の度のキャリアアップが多いです。というのはホテル業界自体が狭く、ホテル同士で「こういう人材が欲しいのですがいかがですか?」等のやり取りもあるくらい横の繋がりも強いんですよ。

でも、ホテルの“キャリアアップ”は難しいともいえます。何を持ってキャリアアップとするかですが、ホテル業界のキャリアアップは、昇進する毎にマネジメント側に入るため、どうしても現場から離れてしまうんですよね。ですから、現場が好きな人はスペシャリストとして現場に残ることもあります。やはり現場に残るにはシフト制ですし、結婚・出産当を考えると数はぐっと減りほんの一握りになるんです。
でも当ホテルは両立しやすいのではないかなと私は思っています。基本は現場主義なんです。現場も声を上げれば出来るだけの運用を考えてくれますし、現場は現場でお互いをフォローします。その様に希望をかなえてくれる、どんどん後押ししてくれる会社だと感じています。

---そうなんですね。すごく心強いですね。では皆さんの人間関係もすごく良いんですね。

そうですね。当ホテルは社員50名程ですが皆仲良いです。元々の社風だとは思うんですが、弊社の社長は「社長」と呼ばれる事を嫌がるんです。社長との距離も近く、他にタイトルがついている方も皆“さん”付けで呼び合っていますよ。皆、和気あいあいとしていて、すごく働きやすいとは思います。

私は中途採用ですが来た時からすごく良い空気で、すぐに馴染めました。皆会社が大好きで子供を連れてきたり、結構家族や、友達を休みの日に連れてくることもあります。弊社ができたばかりのころちょうど従業員の奥さんが妊娠8カ月頃だったんです。
その時は皆で「カンラちゃんにしよう!」という話にもなってたんですよ。(笑) ボツでしたが…(笑) 
本当に嬉しい限りですね。
社員の休憩室は京都の地図が描かれたホワイトボードがあり、好きなように書き込めるようになっているんです。頂いた御礼状が貼ってあったり、業務的なことだけでなく、社員の子供の写真が貼ってあったり、多種多様に自由に書き込めるんです。

---本当に温かい感じがしますね。ついついマニュアルに頼ってしまいがちですが、御社は心からのおもてなしが伝わってきました。

ありがとうございます。弊社にはビシビシのマニュアルはなく、個性を活かしたおもてなしを心掛けているんです。十人十色で感覚的な所もあるんですが、事前に伝えられるところは伝え、お客様に合わせ臨機応変な対応ができるようにしています。
やはり、事前準備をしていても、ふたを開けてみなければわからないこともあります。ただ、よく来て下さるお客様であればもちろんある程度の把握は必要です。本当に一番大切なことはそのお客様を御もてなししたいという想いだと思うんです。ですから弊社はマニュアルだけに頼るのではなく、“フレンドリー&ポライト”をモットーに親しみやすくても、きちんとした礼儀をわきまえた接客を心掛けています。一般的な“ホテル”よりもお客様との距離は近いと思います。やはりそれでもお客様によって変えていかなければならないところはありますが、近くて親切でいいなとの御声も頂いています。

最初の社内研修で、当ホテルの基本的な考え方や、おもてなしに関してはしっかりと教育します。基本を教えて、あとは各自でアレンジしています。また、日々の振りかえりをしっかり行ない、フィードバックし、意見をしっかり聞き、一日の出来ごと等は共有しています。日々改善、変化です。ですから、引き継ぎはしっかり行ないますし、シフト交代ごとの変更は多いです。やっぱりこう!とかこれを徹底して下さいと言ったように、一日の内で何度も変わります。それについてくるスタッフはすごく大変だとは思いますが本当に皆よくついてきてくれています。




---すごいですね。それだけ柔軟な対応ができるんですね。皆さんすごく暖かく迎え入れてくれますし、本当に気持ちいいです。誰かに勧めたい!と思うホテルですね。