2010年9月28日火曜日

京朝スタイル

本日、朝7時から「朝ふろしき部 ふろしきモバイル講座」に参加してきました。

ペットボトル包み 
「朝ふろしき部 ふろしきマナー講座」は宮井株式会社さんで開催されました。

なぜ、朝にセミナーがあるのかというと、9月は朝スタイル月間なんです。

京都市では朝型生活を推進していくため、9月を「京朝スタイル月間」として定めて環境に優しい暮らしに向けての情報発信をされています!!
朝の涼しい時間帯を活用し、運動や趣味など充実した朝の活動を始めてみたりと、朝って早起きすればするほどお得なんです。

といっても、もう9月も終わりますので…。終わる前に参加したい!!と思い参加して参りました。
朝が早いのですが、7:30~8:15 (45分) 1講座 ¥500
社内から女子会を代表し、4名で参加してきました。

今日のセミナーのために早起きした中で一番早いのが4時に起きた方がいました!! (笑)
〝早起きは三文の徳″ですね。


今回の講座はふろしきの包み方です。

ふろしきの包み方といってもたくさんあります。

今回は、ま結びの練習から始まり、

バスケット包み
ポシェット包み
ティシュ箱包み

などたくさんの結び方のレクチャーがありました。

私は本当に不器用で結び方ができないところ優しくご指導頂いたので45分でマスターすることができました。
朝の時間を活用してとても有意義な内容となりました。
他にも体験教室をされているみたいなのでアクセスしてみてください!!

風呂敷専門店・唐草屋 

2010年9月27日月曜日

KBS少子化問題討論会


9月20日(祝)に「少子化問題討論会」討論会に参加してきました。

この「TV討論会」は、京都経済同友会の少子化問題研究委員会さんが、企画されたもので、
「日本一 産み育てしやすいまち京都づくりを考える!」というテーマで行われました。

パネリストとして、
京都を代表する産婦人科の足立病院の畑山博院長や、

京都子育てネットワークの藤本明美さん、

NPO法人おふぃすパワーアップ代表 丸橋泰子さん、

京都子育て支援センターこどもみらい館館長 浅野明美さん、

コーディネーターとして佛教大学教授 岡崎祐司さんが参加されました。

会場には100名ほどの方が参加され、子育て中の母親や未婚の女性、学生30人の市民も加えて、子育てに関する不安や悩みなどについて意見を交換しました。その中に私と社内から2名参加して参りました。

子育ての問題は女性が仕事をしていく上で課題とされることです。女子シャイン★Labとしてもこの問題は大変重要なことですので、立候補し参加となりました。

現実、子育てをしていく環境を企業が提供しなければ、子供を抱えながら働いていくのは大変難しいですし、制度をうまく運営していくことが必要とされています。

しかし、企業によっては余力がないため手が回らず、女性が働く環境が整わず、両立をあきらめてしまう方も大勢います。

会場からの意見として、″子どもを生まない理由”を、教育費の高さや、仕事との両立の難しさをあげる人が多く見られました。
病児保育の不足の問題や、周りでの子育てのサポートが必要とされている現状が明らかになりました。

参加し感じたのは、仕事と家庭を両立していくためには、課題を明らかにし企業も含め考えることです。そして、声に耳を傾けてほしいと感じました。















ぜひ放送をご覧ください!!
2010年10月3日(土)19時00分~20時00分
チャンネル:KBS京都

2010年9月20日月曜日

女性が多い職場ならではの課題


―― ビルに入るとすぐ、目に入るのがたくさんの華やかな下着たち。とても印象的で、世代を超えて愛用されている人気商品を目の前になんだか胸がときめきました。

前回まで、働く女性にスポットを当てお話をお聞きしてきたのですが、今回は男性目線の人事部の立場からお話しを伺いました。

「女性の多い会社だから男性の私が出てきてびっくりしたでしょう?」と素敵な笑顔で迎え入れてくださった深沢さん。深沢さんにも助けられ、終始和やかな雰囲気の中で取材を終えることができました。

お話を聞くまでワコール様のように女性が多い会社は、制度も整い活用されていると思い込んでいました。

しかし、現実は女性が多い職場ならではの課題が存在するのだと盲点を付かれたような気分でした。

またお話の中で、制度を活用されている方が仕事量を落とさないように優先順位を意識して取り組まれていると聞き、自ら行動し協力してもらいやすい環境を作られているのだと感じました。


その中で「普段から書類の整理整頓は当たり前」との言葉に正直、ドキッ!!としました。私たち自身ファイリングしたつもりで、どこに何があるか書類を把握できていないことも多いからです。

万が一自分が休んだ時、チームの人から見てもわかるよう、最低限書類の管理は出来なければだめだな…と、当たり前のことが私たち自身できていなかったことに反省。

制度を活用したい、協力してもらいたいと思うのであれば、企業の一員として利益を上げることは大前提として仕事に取り組むことだと改めて気付かされました。

私たちは入社し数か月、まだまだ勉強不足で、できることはほんの一握りかもしれません。しかし“新人だから出来なくて当たり前”と思うのではなく、どうすればできるのかを考える前向きな姿勢と行動力も必要だと感じました。


この企画を通し編集後記を書きながら大切な思い、伝えたいことを確認し自分自身、仕事に対しての向き合い方を見つめ直す良いきっかけになっています。

仕事を通じて成長する、そこに気付いたのなら仕事ももっと楽しくなり、仕事も会社も好きになれると思います。そうすることで、仕事は自分の一部になるんじゃないか、と感じました。

頭でっかちにならないように自分自身、一日も早く近づけるように日々精進していきたいと思います。

ご協力いただきました、深沢様ありがとうございました。

(2010年7月14日現在)

2010年9月17日金曜日

知恵産業経営大会

先日、京都商工会議所主催の”知恵産業・経営大会2010”に参加してきました。


第一部の講演では、ジャーナリストの櫻井よしこさんが「世界の中の日本~これからの企業経営について~」というテーマでお話されました。

今後減っていく中で日本の立場がどうなるのか、という話からはじまり、「南シナ海の領土問題」を例として現在の民主党における政治を櫻井さんの視点からのお話で、鋭い観点からの世界における日本の立場をお聞きし、大変勉強になりました。

政治も人ごとではなく有権者である私たち自身も真剣に政治に対して向き合っていかなければ、日本の政治も変わらない、と感じました。

第2部の分科会では、4つの部会に分かれてのセミナーです。
私たちは、第2分科会の〝情熱経営~挑戦する経営者の知恵~″に参加しました。
マロニーでお馴染みのマロニー株式会社の社長様のご講演でした。

女社長の河内社長は40歳まで専業主婦だったのですが、後継ぎ問題で、三姉妹の長女であった河内社長が引き継がれたそうです。今や〝マロニーちゃん″と愛称で家庭で親しまれる存在になったマロニー。

女性の女社長ということで苦労された点も多々あり社員に支えられてきたそうです。また、現在はIT化の業務改善を行ってきたことについての事例紹介がありました。



セミナーでは、エコバックとマロニーが配られました。

次のセミナーは、〝はちみつ黒酢ダイエット″でおなじみのタマノイ酢の播野社長のご講演。播野社長がすごいんです。話をするスピードがとても速く、内容も的確でわかりやすいので、パワフルさに圧倒されました。

タマノイ酢さんの本社オフィスでは、PCはなく、フィットネスジムや茶室など考える力を身につける工夫がされていて、会社として、企画力に重点を置かれて業務を考えられているそうです。

企画力が重要とされる背景としては、
・考えないで仕事をする。
・人の言うとおりにする。
・過去の事例通りに行う。
という変化に対応しない人間が日本人に圧倒的に多いこと。

指示待ちや作業のように仕事をすることは、全く個人の成長につながらないですし、イキイキ働く仕事ができていないということです。日本のオフィスに圧倒的に多いのはこういった傾向ではないでしょうか。タマノイ酢さんでは、人材教育に力を入れられているそうで、新入社員研修の様子を紹介されていました。

3泊4日の新人合宿で、大声を張り上げて自分の考えをぶつけ合うのです。とても厳しい指導が飛び交い、参加者全員が涙するシーンが印象的でした。熱い思いをぶつけ合うこともオフィスの中では重要だと改めて感じました。

2010年9月10日金曜日

育児取得の問題と風土について



■性別役割分業の世代に育った方(女性は家庭、男は仕事という考えを持った方)には、男性の育児休業取得は、理解されにくいのではないですか?

世代間で時代の背景や価値観の違いはあって、一気に理解が進むとは思いませんが、例えば、参観日や運動会等の学校の行事に父親が参加することは、ほぼ当たり前になりつつあり、自分の親の世代ではあまり考えられなかったことです。

少しずつですが、風潮は変わってきていると思います。父親の子育て参加がごく普通のことと思える世代が管理職を担う年代になってきており、職場における理解はさらに進んでいくのではないかと思います。

■男性の育児休業取得は、さらに所得面での問題もありなかなか難しいと思いますが、取得率向上に向けて何か取り組みをされていますか?

 当社の事例としては、2006年に人事部の者が1名取得しただけで、まだ取得率は低く、男性の育児休業取得はこれからの課題だと考えています。

共働きが当たり前の現在においても、依然として男性が家計を支えている場合が一般的です。当社の現行制度では、育児休業取得中は給与が出ません。育児休業給付金は支給されるものの給与の半分程度で、収入ダウンは避けられません。

そのため、育児目的の休みであっても、自分の持っている有給休暇を利用するので、育児休業取得自体はなかなか進まないのが現実です。
今後は、男性の育児休業取得促進を視野に入れ、まずは一週間など、ある程度の期間は有給化しようかと検討をはじめているところです。
―― 有給化はすごくいいですね。そうなると男性も取りやすくなりますし、取得率をあげるには工夫も必要ですね。

そうですね。まずは、男性の育児休業取得率10%を目標としていますが、本音では子供が生まれた方の半分ぐらいは取得していただきたいと思っています。産後も奥さんは大変だと思いますし、男性が育児休業を取得することで育児がどれほど大変かの理解も深まると思います。

―― なるほど。

■男性が育児取得を取ると「出世コースから外れるよ」と言う企業も少なからずあると聞きますが、ワコール様ではどうですか?

そもそも「出世コース」というものがないですが、育児休業の取得が評価等に影響するかという意味においても、当社ではないですね。
夏休みに一週間休むのと同じで、育児休業も短期であれば、前もって計画的に業務を行うことで十分対応できると思います。休んでいる間の周囲の負担についても、普段から自分がいなくても他の人が判断できるように情報共有を行っておく、整理整頓を心がけ資料を探しやすくしておくといったようなことで軽減できると思います。
これは「休むため」だけではなく、業務のマネジメントという観点でも、是非実践すべきでしょうね。
まずは少しずつでも取得し、育児の大変さを経験してみることは大事だと思います。当社の事業領域には、マタニティーやベビー、キッズといった商品群も含まれますので、仕事以外で経験をすることがビジネスにも活きるかもしれないですよね。
―― 弊社では、制度は整いつつありますが育児休暇の活用事例がなく、まだまだです。 

■利用するための運用など対策はされていますか?

上司をはじめとした周囲の理解、制度を利用しやすい風土、雰囲気づくりが何より大切だと思いますが、運用上の工夫によって取りやすくすることもできると思います。
例えば、育児休業期間中の人員補充を行う際、人材派遣を活用することは一般的だと思いますが、現場では「人材派遣の方に重要な仕事は任せられないので、結局残されたメンバーにしわ寄せが来る」といった不満の声が聞かれ、育児休業を取得しにくい雰囲気を醸成してしまうことがあります。
この問題に対する工夫として、人材派遣の方に休業者の仕事をそのまま担当してもらうのではなく、チーム内の業務分担そのものを変えてしまう方法が考えられます。
例えば、チーム内の業務のうち、比較的軽い仕事・軽いけど手間がかかる事務作業など集約して、派遣の方に担当していただき、休業者の仕事のうち重要な部分は他のメンバーで吸収するといった方法です。

また、経営者や上位者が、育児関連制度を単なる「子育て支援策」ではなく、「優秀な人材が継続的に会社に貢献し続けてもらうための支援策」ととらえることができれば、言い換えると、せっかく育ててきた社員が、育児を理由に辞めていってしまうのは会社にとって大きな損失だと考えれば、自ずと両立支援への取り組みが促進されるのではないかと思います。

(2010年7月14日現在)

2010年9月1日水曜日

制度利用の視点

―― 皆さん、こんにちは。今回で取材企画第3弾となります。さてお待ちかね、ここで質問です。
1952(昭和27)年の秋、大阪の百貨店で国内史上初の「下着ショウ」を行なった下着メーカーをご存知でしょうか?
そうです、皆様ご存知1949年より、常に時代の最先端を行き、下着の流行を発信し続け、品質やデザインのすばらしさだけでなく、人間工学の視点から機能性も追求されています老舗下着メーカー「ワコール」様です!!今や京都をいや世界を代表する大手下着メーカーです。
創業以来、「女性と共にある」ことに存在価値を置き、2001年1月には「女性共感企業」を宣言されました。ピンクリボン活動などさまざまな取り組みを率先して行なわれている企業様で従業員の約8割が女性であるワコール様ならではのお話をお聞きしてきました。

■仕事と家庭の支援制度の例として短時間勤務制度など、お勧めや他にはない制度、取り組みなどはありますか?

株式会社ワコール
人事部 人事企画課 
人事企画担当 課長 
深沢 信介氏

出産、育児などに関する制度はごく一般的な内容ですが、制度の充実よりも、まずは制度を利用しやすい環境の整備を心がけてきました。

例えば管理職研修で理解促進を図ったり、職場復帰時の部門長との面談を行い、復帰に際しての不安を軽減したり・・・・。

現在では、制度を利用しやすい土壌は随分根付いてきたと思います。また休業中の不安軽減という意味では、毎月社内報等の配布物、連絡事項を送る際、総務の担当者がコメントを添えることで、「会社との繋がり」を感じてもらえるようにしています。

他に、女性社員の有志が自主的に作っている “WACWAC母の会”というお子さんを持つ社員のコミュニティもあります。ニーズが合致した方々が集まり、幅広い年代層の方々との有益な意見交換が出来る場となっています。

また、制度化できていないことについて、取り組みや運用でカバーしているケースもあります。

例えば、転勤のある総合職について、遠距離結婚や配偶者の転勤によって別居婚を余儀なくされているような場合、可能な範囲で配置替えを行うこともあります。制度として、一定期間の転勤免除等の配慮を行うかどうかは今後検討しようと思います。



―― フォローも行き届いているのですね!確かに制度利用後、社内の空気的に戻る場所がないのではないかなどの不安もなくなり、休業中、会社との繋がりがあると安心しますね。弊社は女性が少ないので、ワコール様のように女性が多く、制度が整いフォローの行き届いている企業にすごく憧れます。

実はそうでもないんですよ。当社は女性が大半を占めているからこそ、制度拡充の影響が非常に大きく、冒頭にも少し触れたとおり、制度内容そのものはそれほど充実しているわけではないんです。

例えば、育児短時間勤務を小学校入学後にも拡充されている企業もある中、当社では3歳までしか取得できません。
拡充のニーズは高いと思いますが、女性社員の大半を占める販売職が店舗勤務のため、シフト制の勤務形態になっており、一番忙しい夕方以降に勤務できない人が増えることは、現場としては非常に困るんです。

販売員が多い店舗では、シフトのやりくりで吸収することが比較的容易ですが、人数が少ないと、周りの方への負担が多くなり、かえって不満や軋轢に繋がってしまうことがあります。

それを解消するために人員補充を行えば、生産性の低下につながってしまう恐れがある。そういう事情があって拡充できていないんです。

仕事と育児の両立には可能な限り支援したいと考えていますが、制度の充実によってかえってマイナスの影響が出ることは避けたいし、そういった意味では慎重にならざるを得ません。
制度化が難しい部分については、できるだけ限り「運用」や「配慮」で対応しようとは心がけています。「運用」は裁量の度合いが大きく、融通が利きますが、明確なルールがない分、従業員にとっての保障は弱くなります。

逆に制度化した場合、できることはそれ以上でもそれ以下でもなくなるので、場合によっては本人のニーズに合わないことが出てくる。双方のちょうど良いバランスが大切だと感じています。
両立支援に対する制度の充実を可能にするためには、当社の社是でもある「相互信頼」、つまりお互いを尊重する心が欠かせないと思っています。

制度を利用する人は、権利主張ばかりするのではなく、周囲の協力があってこそ制度が利用できているのだと自覚し、感謝すること。働く時間が短く、子供の病気などで急に休んだりすることもあるわけで、周囲に負担をかけているのは事実です。

その分、時間内は他の人以上に懸命に働く。そうすれば周りも理解を示してくれるし、「育児で大変なんだから、少しでも助けてあげよう」という気持ちも芽生えるんじゃないでしょうか? 

一方周囲の人は、制度利用者がいることで負担を感じることがあるかもしれませんが、今後出産や育児、また介護等も含めれば、自分が逆の立場で、周囲のお世話になることもあるかもしれない。そう考えれば、「お互い様」だと思えるのではないでしょうか。

もちろん、「気持ち」だけで解決できる問題ではないですが、制度の内容や運用と同じぐらい、あるいはそれ以上に大切なことだと思います。











(2010年7月14日現在)